Reactでcreate-react-appしたときに自動生成されるディレクトリやファイルの説明です。Reactがどのようにデータを表示しているかの仕組みがわかるように記載しています。
プロジェク作成コマンド
早速プロジェクトを作成してみます。上記コマンドを実行すると「public」と「src」ディレクトリが生成されます。Reactはこれだけで開発がスタートできてしまいます。
$ npx create-react-app [アプリ名]
プロジェクトのディレクトリ・ファイル構成
プロジェクトのファイルは大きく2つのディレクトリに分けられます。
publicディレクトリ
・静的ファイルの保存場所
・html,imgファイルの保存場所
srcディレクトリ
・開発用ファイルの保存場所
・Reactコンポーネントの保存場所(JSXファイル)
index.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="utf-8" />
<link rel="icon" href="%PUBLIC_URL%/favicon.ico" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1" />
<meta name="theme-color" content="#000000" />
<meta
name="description"
content="Web site created using create-react-app"
/>
<link rel="apple-touch-icon" href="%PUBLIC_URL%/logo192.png" />
<link rel="manifest" href="%PUBLIC_URL%/manifest.json" />
<title>React App</title>
</head>
<body>
<noscript>You need to enable JavaScript to run this app.</noscript>
<div id="root"></div>
</body>
</html>
このファイルは基本的なHTMLのテンプレートです。上部はウェブのHead部分。
下のほうにある<div id=”root”></div>にReactがデータを表示すると覚えておけばよいでしょう。
index.js
import React from 'react';
import ReactDOM from 'react-dom/client';
import './index.css';
import App from './App';
import reportWebVitals from './reportWebVitals';
const root = ReactDOM.createRoot(document.getElementById('root'));
root.render(
// <React.StrictMode> //この行をコメントアウト(開発中2回マウントされる)
<App />
// </React.StrictMode> //この行をコメントアウト(開発中2回マウントされる)
);
reportWebVitals();
index.jsはモジュールを1ヶ所に集めてIndex.htmlに出力します。root.render()の中に<App />の形式でモジュールを記述します。※<React.StrictMode>はReact18から導入された開発中にバグを見つけやすくするために2回マウントを行う仕組みです。必要ない場合はコメントアウトして使います。
上部でindex.cssとApp.jsを読み込んでいます。Reactでモジュールを読み込むときは
「import App from ‘./App’;」のように記述します。
App.js
import logo from './logo.svg';
import './App.css';
function App() {
return (
<div className="App">
<header className="App-header">
<img src={logo} className="App-logo" alt="logo" />
<p>
Edit <code>src/App.js</code> and save to reload.
</p>
<a
className="App-link"
href="https://reactjs.org"
target="_blank"
rel="noopener noreferrer"
>
Learn React
</a>
</header>
</div>
);
}
export default App;
こちらがReactでnpm startを行ったときに表示されるウェブページです。App.jsにこの部分が記載されています。
動いているロゴは <img src={logo} className=”App-logo” alt=”logo” />
ロゴの下の文字、 Learn React のリンクも上部のソース内に記述してあります。
ソースの文字を変えたり、ロゴの部分を消去してみると表示が替わります。
ソースを変更すると開発サーバーが自動に変更を認識し表示を更新してくれます。
ディレクトリ・ファイル構成のまとめ
上記のソース・説明を図で示すとこのようになります。
「Public/index.html」が表示されるテンプレートの基礎となるもの。その中に<div id=”root”></div>が存在します。id名がrootの中に「src/index.js」が中身を表示します。
index.jsは「App.js」や今後自分で作成するモジュールを読み込み、index.htmlに描画する役割を担っています。
Reactの入力が楽になるVSCodeプラグイン
Reactのコンポーネントを作るときにテンプレートを使うと楽です。VSCodeで「ES7 React/Redux/GraphQL/React-Native snippets」を検索してインストールします。
エディッタでrafceと入力すると下記のような選択肢が表示されます。一番上のものを選ぶと自動にテンプレートが入力されます。
import React from 'react'
const App = () => {
return (
<div>
</div>
)
}
export default App